ショーブログ

「役立つ記事」を発信!ショーブログ!

キングダムが面白い!キングダムの魅力を紹介します

今や国民的マンガとなった「キングダム」。中国の春秋戦国時代を舞台にした長編歴史ファンタジーで、低い身分ながらも大将軍を目指す「信(しん)」と、中華統一を目指す「政(せい)」の2人を主人公に据えています。

 

2019年3月現在、既刊累計3,600万部突破、第17回手塚治虫文化賞漫画大賞受賞、4月には実写映画が公開されるほどの大人気作品ですが、一体なぜ、これほどまでに長く読まれ続けるのでしょうか?

 

年間1,000冊以上の漫画を読むという漫画コンシェルジュ・小林琢磨が、漫画「キングダム」の人気が続く「理由」を解説します。

f:id:shonan557:20200102153020j:plain

目次

 主人公・政(始皇帝)・信のキャラクターがおすすめ!

 

まず最初のおすすめポイントは「主人公(嬴政)」のキャラクター性。

 

やはり後に中国大陸を収める始皇帝だけあって、人物像は偉大。まさに言動の一つ一つが力強い!

 

考え方は常に一貫としてるため、基本的にキャラクターにブレがなく、読者としては安心して読める漫画に仕上がってるのが魅力。

 

『キングダム』にはもう一人主人公がいます。

 

それが嬴政の下で働く「信(しん)」と呼ばれる元平民。嬴政(始皇帝)を影から支える若手注目株の武将。

 

実際当時存在した李信(り・しん)と呼ばれる武将がモチーフとのこと。

だからキングダムは「嬴政が政治」の世界で戦い、「信が戦場」でガチで血生臭く戦うというW主人公性が取られてる。

 

「武力で統一」という嬴政の言葉も、まさに武力≒信のことを暗に指している。

 

実際、信は合戦で大暴れし、裏方として中華統一をバックアップします。

 

政は為政者として権力闘争を勝ち上がり、信は戦場で名を挙げて大武将に上り詰める。

 

身分が低いながらも天下の大将軍を目指す信の活躍に目が離せません!

 

『キングダム-KINGDOM-』ではお互いのキャラと役割の住み分けができており、ストーリーも読みやすい。

ただ信は『キングダム』の中でもっとも人間味にあふれるキャラクターかも知れない。

もはや唯一の良心。実際の始皇帝は鬼畜だったようなので、どちらかと言えば信の方が王道的な主人公キャラにふさわしいかも

 

【キングダム】戦場で繰り広げる権謀術数が面白い!!

 

キングダム』には数々の勇ましく個性的な武将たちが多く登場します。ただ、戦場では武将が一人で単独で戦うわけではない。どうしたって「軍勢vs軍勢」の合戦においては何千人何万人という兵士を動かさなければならない。

 

つまり、『キングダム』における戦いでは「チームとしての戦略」も必要になってきます。

 

特に『三国志』などの中国歴史ものの作品では、ある意味必須な知識です。

 

そのため『キングダム』では戦略や戦術面においても各武将たちの個性が如実に現れます。

例えば、蒙武(もうぶ)という武将。

 

戦略性を一切度外視した一点突破型の戦略を取る武将。

 

とにかく目の前にいる敵をなぎ倒していくこと以外は考えてない。つまり戦術ゼロ。

もし自分が蒙武の部下だったら不安しか芽生えないものの、ただそれを補って余りあるほどの武力の持ち主。むしろ部下的には安心感しかない。頭脳派の李牧も苦戦したほど。

 

そこらへんの戦いにおける成長も、なんだかバトル漫画的な面白さがあっておすすめできる魅力の一つです。

 

 

【漫画】キングダム-KINGDOM- 総合評価・評判・口コミ感想レビューまとめ

 

ジャンルは史実に忠実な歴史漫画ではありますが、そこまで決して堅苦しいもんはなく読み進めやすい。何故ならバトル漫画的なアクション要素もふんだんに取り込んでるので、意外にすいすい読めて面白い。

 

「敵将を倒して終わる」という歴史ストーリーは、まさに「ボスを倒して終わる」という面白いバトル漫画的な展開と親和性が抜群。だから『キングダム』の読後感も気持ち良く終わることが多い点でもおすすめ。

 

また「内政」の描写もオジサン読者にはきっと「共感」を呼ぶたまらない要素のはず。

 

そういう意味で「キングダムは男読者に圧倒的におすすめできる歴史漫画」と言えましょう。それ故に女性読者は取っつきづらく、発行部数も関数の割にそこまで伸びないという副作用もあるのかも。

 

とりあえず今後も様々な面で『キングダム』の勢いが落ちることなく、完結するまで安定して面白い展開が維持されるはず。

 

作者・原泰久始皇帝の物語を最後まで描くつもりでしょうから、『キングダム』はコミック100巻まで連載が続く可能性は十分にあり得ます。

 

そのため投資(キングダムを購入)し続けるという側面でも価値がある面白い歴史漫画と言えるでしょう。